真夜中の口笛吹き

好々爺のぼやき節

セコかった先輩の思い出①

もうとっくに仕事をリタイヤした(はずの)セコかった先輩の思い出話です。

(続編もありますw)

 

飲み会が好きな人で、我々後輩を誘ってよく飲みに行ったものです。

 

毎回会計の時になるとその先輩が計算をするのですが、まず計算書を見せない。

そして「一人〇千円でいいよ」と、さも自分が多く払うような言い方をする。

そして「オレ会計していくからお前ら先に出てていいよ」という。

まぁその時はマメな先輩だなぁと思っていたのですが…。

 

そんな飲み会が何度かあった後、とある店でその先輩がいつもの通り「一人〇千円」で会計したのですが、その時はどうもこちらが考えているより一人当たりの支払額が高めだったのです。

 

それに疑問を持った同僚が店を出て解散になった後、後輩を連れて再度その店に行って会計金額を確認したところ…。

 

なんとその先輩、自分を入れずに飲食の合計金額を我々後輩だけから集めていたことが判明。

 

しかも領収書まで切っていたという(笑)

 

よほど会社に通報しようかと同僚たちで話し合ったのですが、その部長は人事権を持っている管理職でもあったので報復人事を懸念して思いとどまってしまいました。

(本来は会社の金を横領していたわけですから報告しなければならなかったんですけどね)

 

その代わり、その後の飲み会は先手を打って我々後輩の誰かが「会計してきます!」と言って計算書をもらいに行くようにしました。

 

そうしたらその先輩、徐々に我々を誘わなくなったという次第でして(笑)

 

20年近く前の話です。

その先輩は勤務先の早期退職制度で退職してしまい、その後のやり取りは途絶えてしまったのですが、今どうしているんでしょうかね。

年齢的にはもう70を過ぎているので、仕事はリタイヤしているはずです。

まぁ、会いたいとも思いませんが(笑)