真夜中の口笛吹き

好々爺のぼやき節

「今だから言うけど」

「今だから言うけど」

 

最近、自宅にいるとき妻にこの言葉を言われることが時々あります。

 

「あの時こんなことを言われた」

「ずっと我慢していた」

 

定年になって比較的家にいることが増えたのですが、徐々に増えてきています。

 

そして困ったことにその言われている内容を自分はほとんど覚えていないのです。

 

そう言うと、「覚えてないの?」と不機嫌になる。

 

無意識に取った自分の行動や発言が知らないうちに彼女を傷つけていたのでしょう。

自分も経験がありますが、自分がされて(言われて)不快に思ったことは覚えているものなんですよね。

 

まぁ、正直「その時」に言ってくれればよかったのにとは思うのですが、それを言ってしまったら二の矢、三の矢が飛んでくることは目に見えています。

 

ここは言われるがままにじっと我慢しなければと思うのですが、繰り返し何度も言われているうちに、言葉の棘が刺さったまま、変な澱のようなものがどんどん身体の中に蓄積されていくような、そんな感じを味わっている今日この頃です。

 

言われている中には「絶対言うはずがない」というのもあるんですがねぇ。

自分が忘れているだけなのか、彼女の勘違いなのか…。

 

#家族の会話 #妻の言葉